「ナッシュって添加物が多いの?」
「毎日食べても大丈夫?」
ネットでは、そんな不安な声をよく見かけます。
宅配弁当を選ぶとき、添加物が気になる方は多いと思います。
ナッシュは公式サイトで、独自基準として29種類の不使用添加物を公開していて、添加物や原材料への配慮も行っています。ですが、添加物を使用していないわけではありません。
そこでこの記事では、実際に利用したナッシュ14食の原材料表示をチェックし、使用されている添加物の役割や不使用成分、他社宅配弁当との違いをわかりやすく解説します。
- ナッシュが公表している使用しない添加物とその役割
- 実際に使用されている添加物とその役割
- 使用されている添加物は体に悪いのか
- 他者との比較
- 添加物が気になる方におすすめの宅配食サービス
ちよこの記事を読めば、ナッシュの添加物について正確に理解でき、安心して注文するか・別のサービスを選ぶかがわかるようになります。


野菜ソムリエ・調理師・Nadiaアーティスト・レシピライター。
29年間在宅フリーランスとして活動中。
利用した宅配食サービスは20社以上
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ナッシュは添加物を使用している?
結論からいうと、ナッシュは添加物を使用しています。
そのため、「ナッシュは無添加だと思っていた」「添加物が多いのでは?」と気になる方もいるかもしれません。
ですが、冷凍宅配弁当で添加物が使われるのには理由があります。
例えば、ソースのとろみを保ったり、冷凍や解凍による食感の変化を抑えたり、品質を維持したりするためです。
実際にナッシュの原材料表示を確認すると、こうした目的で使用される添加物が含まれていました。
一方で、ナッシュでは独自の品質基準を設けており、使用しない成分も公表しています。
次の章では、ナッシュが使用しない29種類の成分について詳しく見ていきましょう。
ナッシュが使用しない添加物一覧
公式サイトで公表している29種類(2026年)の主な分類と用途をまとめました。
| 分類 | 成分名 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 保存料 | ソルビン酸カルシウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチル・プロピル・イソプロピル・イソブチル(パラベン類) | カビや細菌の繁殖を抑える |
| 発色剤・保存料 | 亜硝酸ナトリウム | ハム・ソーセージの色を保ち食中毒菌を抑える |
| 甘味料 | サッカリン、アセスルファムK、ネオテーム | 砂糖の代わりに甘味をつける |
| 酸化防止剤 | BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、没食子酸プロピル、ピロ亜硫酸カリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム | 油脂の酸化や変色を防ぐ |
| 漂白剤・酸化防止剤 | 二酸化硫黄 | ワインやドライフルーツの変色防止 |
| 増粘剤・安定剤 | トラガントガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース | とろみや食感を調整する |
| 防かび剤(収穫後農薬) | OPP(オルトフェニルフェノール)、TBZ(チアベンダゾール) | 輸入柑橘類などのカビ防止 |
| 着色料 | 二酸化チタン | 白色をつける |
| 保存料(天然由来) | ナイシン、ナタマイシン | 微生物の増殖を抑える |
| パン改良剤 | 臭素酸カリウム | パンをふっくら焼き上げる |
| 農薬成分 | アゾキシストロビン、フルジオキソニル、ピリメタニル、プロピコナゾール | 農作物の病害防除 |
| 殺虫剤補助剤 | ピペロニルブトキシド | 殺虫剤の効果を高める |
「29種類の成分を使用していない」と聞くと、ナッシュはほとんど添加物を使用していないように感じるかもしれませんが、ナッシュは無添加の宅配弁当ではありません。
日本では、国が指定した「指定添加物」が476品目、天然由来の「既存添加物」が327品目あり、そのほかにも天然香料や一般飲食物添加物が認められています。(一般社団法人日本食品添加物協会より)
そのため、ナッシュが使用しない29種類は、食品添加物全体の中の一部です。
ナッシュの特徴は、添加物を一切使用しないことではなく、独自の基準で特定の成分を使用しない方針だということがわかります。
実際にナッシュで使用されている添加物をチェック
では実際に、ナッシュの弁当にはどのような添加物が使われているのでしょうか。ここでは、私が食べた14食の中から4食をピックアップしました。原材料表示をもとに、どんな添加物が使用されているのかをチェックしていきましょう。
クリームコロッケグラタン


| 分類 | 使用されていた成分 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 増粘剤 | 加工デンプン、増粘多糖類 | ソースのとろみや食感を保つ |
| 糖類 | トレハロース | 冷凍による食感の変化を抑える |
| 調味料 | 調味料(アミノ酸等) | うま味を補う |
| 食感改良剤 | セルロース、塩化Ca | チーズなどの食感を整える |
| 乳化剤 | 乳化剤 | ソースの分離を防ぐ |
| 着色料 | ベニコウジ、カロチノイド、V.B2、カラメル | 見た目の色合いを整える |
| 酸化防止剤 | V.C、V.E | 油の酸化や変色を防ぐ |
| 品質保持剤 | 酸味料、pH調整剤 | 品質や風味を保つ |
| 香料 | 香料 | 加熱や冷凍で失われた香りを補う |
使用されている添加物の多くは、ソースのとろみを保ったり、冷凍による食感の変化を抑えたりするためのものでした。
また、ベニコウジ色素やカロチノイド色素、カラメル色素などの着色料に加え、香料も使用されていました。
チキン南蛮


| 分類 | 使用されていた成分 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 増粘剤 | 加工デンプン、増粘多糖類 | ソースのとろみを保つ |
| 調味料 | 調味料(アミノ酸等) | うま味を補う |
| 品質保持剤 | グリシン、酒精、酢酸Na、ソルビトール | 品質や風味を保つ |
| 甘味料 | スクラロース | 糖質を抑えながら甘みを付ける |
| 保存料 | ソルビン酸K | カビや酵母の増殖を防ぐ |
| 着色料 | ウコン、黄4、V.B2、アナトー | 見た目の色合いを整える |
| 品質保持剤 | 酸味料、pH調整剤 | 品質や風味を保つ |
| 乳化剤 | 乳化剤 | ソースの分離を防ぐ |
| 香料 | 香料 | 香りを補う |
| 酸化防止剤 | V.C、V.E、V.B1 | 酸化や品質劣化を防ぐ |
タルタルソースや南蛮だれなどは、冷凍・解凍によって食感やとろみが失われやすいため、その品質を保ったり、うま味や風味を整えたりする目的で使われている添加物が目立ちます。
また、チキン南蛮には保存料(ソルビン酸K)や甘味料(スクラロース)のほか、ウコン色素やアナトー色素、黄4などの着色料、香料も使用されていました。
スクラロースは砂糖の代わりに少量で甘みを付けられるため、糖質を抑えたい食品でよく使われる甘味料です。
今回確認した4食の中では、品質維持を目的とした添加物に加え、保存料や甘味料、着色料なども比較的多く使用されているメニューでした。



ナッシュでは全メニューを糖質30g以下に設計していることから、こうした低糖質甘味料が使われることもあります。
たらフライの特製タルタルソース


| 分類 | 使用されていた成分 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 増粘剤 | 加工デンプン、増粘多糖類 | ソースのとろみを保つ |
| 調味料 | 調味料(アミノ酸等) | うま味を補う |
| 品質保持剤 | グリシン、酢酸Na | 品質や風味を保つ |
| 着色料 | V.B2、ウコン、カラメル | 見た目の色合いを整える |
| 膨張剤 | 膨張剤 | 衣を軽くサクッと仕上げる |
| 乳化剤 | 乳化剤 | ソースが分離しないようにする |
| 甘味料 | ステビア | 甘みを付ける |
| 酸化防止剤 | V.E | 油の酸化を防ぐ |
| 品質保持剤 | 酸味料 | 品質や風味を保つ |
たらフライの特製タルタルソースでも、ソースのとろみや品質を保つための添加物が中心でした。
また、ウコン色素やカラメル色素、V.B2などの着色料に加え、乳化剤や膨張剤も使用されています。膨張剤はフライの衣を軽く仕上げるために使われる添加物です。
甘味料としてはステビアが使用されていました。ステビアは植物由来の甘味料で、少量でも強い甘みを付けられるため、糖質を抑えたい食品で利用されることがあります。
今回確認したメニューでは保存料は使用されておらず、品質や食感、見た目を整えるための添加物が中心でした。



乳化剤や酸化防止剤は、タルタルソースの分離や油の酸化を防ぎ、おいしさを維持する目的で使用されています。
おろしソースのハンバーグ


| 分類 | 使用されていた成分 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 増粘剤 | 加工デンプン、増粘多糖類 | ソースのとろみを保つ |
| 調味料 | 調味料(アミノ酸等) | うま味を補う |
| 品質保持剤 | 酒精、酸味料、pH調整剤 | 品質や風味を保つ |
| 食感改良剤 | ポリリン酸Na | 肉をやわらかくジューシーに保つ |
| 着色料 | カラメル、カロチノイド | 見た目の色合いを整える |
| 甘味料 | スクラロース、甘草 | 糖質を抑えながら甘みを付ける |
| 保存料 | ソルビン酸K | 品質を保ち日持ちをよくする |
| 香料 | 香料 | 香りを補う |
おろしソースのハンバーグでは、ポリリン酸Naも使用されており、ハンバーグの肉質をやわらかく保ち、ジューシーな食感を維持する役割があります。
そのほか、甘味料としてスクラロースや甘草、保存料としてソルビン酸K、着色料としてカラメル色素やカロチノイド色素、香料も確認できました。
今回確認した4食の中では、品質や食感の維持に加え、甘みや見た目、保存性を整えるための添加物も比較的多く使用されているメニューでした。
4食を調査してわかったこと
4食の原材料表示を確認したところ、最も多く見られたのはソースやあんのとろみを保つための増粘剤でした。
また、乳化剤やトレハロース、pH調整剤など、冷凍・解凍後も品質や食感を維持するための添加物も多く使用されています。
一方で、今回調査した4食すべてで着色料が使用されており、カラメル色素やウコン色素、黄4、アナトー色素などが確認できました。
さらに、4食中3食で甘味料、2食で保存料(ソルビン酸K)が使用されていました。
ナッシュは29種類の不使用成分を公表していますが、実際にはさまざまな添加物が使用されています。ただし、その多くは冷凍食品としての品質や食感を維持するためのもので、完全な無添加ではないこともわかりました。
他社と比べてナッシュの添加物は多い?少ない?
ナッシュが使用している添加物、使用しない添加物をみてきましたが、ほかの宅配食と比べてどうなのかも気になりますよね。
そこで今回は、ナッシュ14食、三ツ星ファーム9食の原材料表示を確認し、使用されている添加物を比較してみました。



メニュー内容や食材によって使用される添加物は異なるため、あくまでも参考としてご覧ください。
| 項目 | ナッシュ(14食) | 三ツ星ファーム(9食) |
|---|---|---|
| 保存料 | 一部で確認(ソルビン酸K) | 今回は確認できず |
| 甘味料 | スクラロース、ステビア、甘草 | ステビア、甘草 |
| 合成着色料 | 黄4を確認 | 今回は確認できず |
| 発色剤 | 今回は確認できず | 亜硝酸Naを確認 |
今回確認したメニューでは、増粘剤や加工デンプン、調味料(アミノ酸等)など、冷凍宅配弁当でよく使われる添加物はナッシュと三ツ星ファームの両方で確認できました。
一方で、ナッシュでは黄4などの合成着色料やスクラロース、ソルビン酸Kが使用されているメニューが確認できました。今回調査した範囲では、1メニューあたりの添加物の種類数も三ツ星ファームより多い傾向が見られます。
ですが、その多くは増粘剤や酸味料、pH調整剤など、冷凍後の品質や食感を維持するためのものです。
また、三ツ星ファームでは今回確認したメニューで保存料は見当たりませんでしたが、発色剤(亜硝酸Na)が使用されているメニューがありました。



亜硝酸Naはハムやソーセージなどの食肉加工品で広く使われている添加物です。
今回調査した範囲では、ナッシュの方が1メニューあたりの添加物の種類数は多いことがわかりました。
添加物が気になるという方向けに、添加物に配慮している宅配食サービスについてこちらでまとめています。
▶︎【無添加の宅配食6選】添加物少なめのおすすめをプロの料理家が厳選
そもそも食品添加物は体に悪い?
ここまでナッシュやほかの宅配食サービスの添加物についてみてきましたが、
「そもそも食品添加物は体に悪いの?」と不安な方も多いかと思います。
食品添加物というとネガティブなイメージを持つ方もいますが、日本で使用が認められている添加物は、安全性評価を受けたうえで使用基準が定められています。
また、ナッシュが公表している29種類の不使用成分についても、日本では使用が認められている成分です。



危険だから不使用の基準になっているわけではなく、より安心して食べられる食品を提供したいというナッシュ独自の方針によるものです。





食品添加物にはさまざまな役割があります。
・食品の品質やおいしさを保つ
・冷凍や保存による劣化を防ぐ
・食感や風味を安定させる
・食品ロスを減らす
・低糖質・減塩食品などを作りやすくする
実際に今回調査したナッシュでも、増粘剤や乳化剤、酸化防止剤など、冷凍後もおいしく食べられる状態を維持するための添加物が多く使われていました。
食品添加物は単に保存期間を延ばすためだけでなく、品質維持や食品ロス削減、低糖質・減塩食品の開発などにも活用されています。
まとめ
ナッシュは無添加の宅配弁当ではなく、増粘剤や調味料(アミノ酸等)、乳化剤などの食品添加物が使用されています。
一方で、ナッシュ独自の基準で29種類の成分を使用しない方針を掲げていて、今回調査したメニューでも、添加物の多くは冷凍後の品質や食感を維持するために使われていることがわかりました。
また、三ツ星ファームやデリピックスと比較した結果、今回調査した範囲ではナッシュの方が1メニューあたりの添加物の種類数は多い傾向が見られました。ですが、その多くは増粘剤や酸味料、pH調整剤など、冷凍食品としての品質を保つためのものでした。
添加物に対する考え方は人それぞれです。
栄養バランスや手軽さを重視するならナッシュは十分選択肢になりますし、できるだけ添加物を避けたい方は無添加・添加物控えめの宅配食を選ぶのもよいでしょう。



ナッシュの添加物が気になっていた方は、本記事を参考に自分に合った宅配食選びをしてみてくださいね。
ナッシュではメニューによって使用されている添加物が異なります。
公式サイトでは各メニューの原材料や栄養成分を確認できるため、気になる方は購入前にチェックしてみるのがおすすめです。
また、アレルギー情報や糖質・塩分なども確認できるので、自分に合ったメニューを選びやすいのもメリットです。
\ 公式サイトでメニューをチェック!/
添加物をできるだけ避けたい方は、こちらの記事で無添加・添加物控えめの宅配食を紹介しています。










